わずか10分くらいのマインドフルネス瞑想を3週間するだけで思いやりの気持ちが2倍以上になる!
今回はマインドフルネス瞑想をすると親切になれるということについてです。
ところで、みなさんは普段人に親切にしたりしていますか。
中には、「親切にしたって別に何のメリットもないじゃん」と考えるかもしれません。
ですが、心理学的にボランティアなど利他的なことをするだけで、自信がついたり前向きな気分になれたりと良いことがたくさんあるのです。
そう考えれば、打算的ですが、親切な人になれたらと思いますよね。
ただ、いきなり誰かに親切にするのは難しいかもしれません。
そこで、重要になってくるのがマインドフルネス瞑想なのです。
実は、それをするだけで親切になりやすくなるみたいです。
瞑想するだけで親切に!?
ノースイースタン大学のデイビッド・デステノたちは、瞑想をすることで利他的な気持ちが生まれるのかどうか調べた。
実験では、ヘッドスペース・マインドフル・アプリの製作元のヘッドスペース社の人と協力して行った。
このアプリを使えば、通勤中や部屋の中、どこにいても瞑想の訓練ができた。
その際、参加者の半数には3週間このヘッドスペース・マインドフル・アプリを使ってもらった。
残りの半数には比較するために、実行機能を向上させることに重点を置く脳開発アプリを使ってもらった。
ちなみに、実行機能は判断力のこと。
それから、全員を同じ待合室に集め、一人ずつ、松葉づえで歩く女性と同じ部屋にいてもらった。
参加者は椅子に座っていた。
その結果、瞑想をした人たちはしていない人たちよりも「苦しんでいる人」を思いやる気持ちが高いことがわかった。
前者は37%が起ち上っていすを譲ってあげたが、後者は席を譲る割合がたったの14%にしか過ぎなかった。
1日10~15分程度瞑想のアプリを使えば、思いやる気持ちが簡単に23%も増加したことを示した。
ちょっと一言
僕も毎日瞑想していますが、このアプリは知りませんでした。
まぁ、アプリがなくても瞑想はどこでもできるので、親切になりたい方は10分くらいで良いので良いので、一番ポピュラーな呼吸瞑想をしてみるといいと思います。
他にも、ボディスキャン瞑想や歩行瞑想などいろいろありますので試したいならやってみるといいと思います。
その中で、自分に合ったマインドフルネス瞑想を見つけてください。
参考文献
Synchrony and the Social Tuning of Compassion