ストレスを軽減させるには迷走神経の活動を活発にすること!そしてそれをするには・・・!?

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今回は迷走神経を活発にさせるとストレスが鎮まるということについてです。

 

で、どうやって迷走神経を活発にさせるかというと人思いやる気持ちを持つことなのです。

  

びっくりされたかもしれませんが、実は思いやりを持つことでストレスから解放されるのです。

 

もちろん、急激にストレスを感じると、心拍数が上昇したりします。

 

それは何かから逃げたりするときの自然な反応です。

 

ただ、それが1日中続くと疲れてしまいます。

 

そこで、そういう兆候はほとんど迷走神経の活動で抑えることができます。

 

つまり、迷走神経を活発にしてさえすればストレス反応は鎮まっていくのです。

 

具体的には、迷走神経が活発になればなるほど、緊張が解け、胸の鼓動も収まったり、喉を締め付けられる感覚もなくなります。

 

こうした働きが、環境が安全であることを体に伝えてくれるので、目の前のことに完全に集中できるのです。

 

思いやる気持ちがある人ほどストレスに強い!?

トロント大学のジェニファー・ステラたちは、迷走神経の働きを高めるとストレスを防いでくれるかどうかを調べた。

 

参加者は、心拍数、呼吸、皮膚コンダクタンス、呼吸性洞性不整脈RSA)と呼ばれる迷走神経活動の測定値などの生理学的測定値を記録しているときに他の人が苦しんでいるのを目撃させた。

 

参加者は、中立的なコントロール、別のポジティブな感情、および他の人の苦しみの評価を欠く向社会的感情の3つのグループと比較した。

 

その結果、思いやりの深さが迷走神経の活動と直接結びついていることがわかった。

 

また、中立的または対照的な感情と比較して、思いやりの経験中のRSAが大きいと、心拍数と呼吸が低下することがよくあったが、皮膚コンダクタンスに違いはなかった。

 

もちろん、これは一時のことですが日頃から思いやりの気持ちを持っている人は、ストレスに直面しても立ち直りやすいみたいです。

 

自分を責めない人はストレスに強い!?

ノースカロライナ大学のカレン・ブルースたちは、参加者たちにトリーア社会的ストレステスト(感情を顔に出さない審査員たちの目の前でプレゼンなどをするテスト)を受けてもらった。

 

その時に、失敗を自覚してもあまり気にせず、それほど自分を責めなかった参加者ほどプレゼンテーションの最中に心臓やホルモンの反応を測定したところ、ストレスが少なかった。

 

つまり、日ごろから自分に思いやりを持っていると、目の前のことに集中できるのと同時に、あまり緊張しないみたいですね。

 

ちょっと一言

要するに、自分にも他人にも思いやりを持っている人はストレスに強いのです。

 

だから、結果的に安心ができるので、目の前のことに集中ができるのです。

 

集中できれば、タスクを当然早く終わらせることもできます。

 

逆に、思いやりがない人はストレスをその分感じてしまっているので、集中しにくくやることがいつまで経っても終わらなかったりします。

 

だから、自分に思いやりをもって(自分の失敗などを受け入れる)、迷走神経を活発にするところから始めてはどうでしょうか。

 

余裕が出てくれば、他人にも思いやりをもてるようになるので好循環が生まれるのではないかと思います。

 

僕自身も何とかブログを終わらせたり、やることを自分に多く課しすぎなのでできないことがあってもいいと自分に言おうと思います。

 

それだけでも、結構楽になれたような気がします。

 

みなさんも毎日頑張っている自分を思いやってみてください。

 

参考文献

Vagal tone: A physiologic marker of stress vulnerability

Affective and physiological responses to the suffering of others: compassion and vagal activity

Does Self-compassion Protect Adolescents from Stress?