IQの高い人は返ってアルコール摂取量が多く、ドラッグや喫煙を摂取し、お金のトラブルにもなりやすい!

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今回はIQの高さとお酒などの手の出しやすさについてです。

 

普通に考えると、賢い人ってお酒やたばこにはあまり手を出さないイメージがありますよね。

 

金銭感覚もちゃんとしているようにも思いますよね。

 

ですが、実はそうでもないみたいです。

 

というのも、IQと判断力は何の関係もないからです。

 

知的な人はお酒やたばこ、ドラッグに手を出しやすい!?

ロンドン・スクール・オブエコノミクスのSatoshi Kanazawaたちは、英国と米国からの2つの大規模で全国的に代表的な縦断的データの分析した。

 

その結果、英国と米国の両方で、より知的な子供は、成長していくとより多くのアルコールを消費する可能性が高くなった。

 

また、より知的なアメリカの子供たちは成長していくとより多くのタバコを吸うようになる可能性が高く、より知的なイギリスの子供は成長していくとより多くの違法薬物を使う可能性が高くなった。

 

意外ですよね。

 

頭のいい人はそんな間違ったことをしないと思っていましたが、実は傾向的には逆なんですね。

 

IQ140の人の方がお金のトラブルになりやすい!?

オハイオ州立大学のジェイ・L・ザゴルスキーたちは、米国の若い団塊世代の大規模なグループを追跡した。

 

この調査では、IQテストスコアの各ポイントの増加が、さまざまな要因を一定に保った後、年間234ドルから616ドルの収入を上げることを示していた。

 

その結果、IQスコアと富の間に統計的に関係がないことがわかった。

 

IQが高い人は請求書の支払いの問題、つまりローンの返済ができなかったり、破産、クレジットカードの上限に達するなどのお金のトラブルに直面しやすかった。

 

具体的には、IQ140の人では14%がクレジットカードの限度額まで使ったことがあるのに対し、100という平均的なIQの人では8.3%にとどまっていた。

 

また、IQ140以上の人は長期的な投資や貯蓄に回す傾向も強くなく、毎年の資産の増加分は平均的な人より少し多いだけだった。

 

この理由として、知能が高い人(教育水準が高い人)は、報酬が高い職に就くためだった。

 

つまり、IQスコアが高いほど経済的に少しは豊かでも、稼ぐ力より判断する力がないせいでお金の問題を抱える可能性が高くなることを意味していた。

 

ちょっと一言

要するに、賢いとされている人たちは普通の人より愚かな行動をしてしまいがちなのです。

 

IQが高くても、人生をダメにする可能性だってあるのです。

 

逆に、IQ100くらいの人でも判断力を身に付けておけば、バカな行動はしないのです。

 

判断力をどう身に付けるかは勉強と経験しかないと思います。

 

ですが、それを身に付ければ身に付けるほど正しい判断ができ、それが積み重なれば成功しやすくなるのもまた事実かなと思います。

 

ですので、自分なりに少しずつ積み重ねてみてください。

 

参考文献

intelligence and substance use

Do you have to be smart to be rich? The impact of IQ on wealth, income and financial distress