単純作業で生産性を高めるのは2人1組が良いがどういう人たちを組ませれば最適なのか?

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今回は単純作業の生産性を高めるための編成の仕方についてです。

 

この前もこれと似たような記事を書き、今回も答えは同じです。

 

ですので、この前読まれた方は読まなくても大丈夫です。

 

読んでいない方は、このまま読み進めていってください。

 

 生産性をもっとも高める編成!

briq-行動と不平等に関する研究所のアーミン・ファルクたちは、1人で働くのと2人で働くのとではどちらが生産性が高いのかを調べた。

 

研究者たちはチューリッヒ周辺の高校生を集め、チューリッヒ大学で配られる意識調査票を封筒に詰める作業をしてもらった。

 

その結果、わかったことが3つあった。

 

第一に、1人より2人の被験者が同じ部屋で同時に働いた方が詰める封筒の数が多かった。

 

第二に、2人1組でで作業させることで退屈が紛れたが、作業者はどちらかと言えば相手にどう思われているかを気にしていたようだった。

 

また、両方とも熱心に働くか、両方とも作業量が少なるかという明確なパターンが見られた。

 

ただ、一方の作業者がもう一方の作業者より生産性が大幅に高いということはほとんどなかった。

 

第三に、生産性が高い人と低い人を組ませた方が、生産性の高い人同士、遅い人同士を組ませるより作業量が増えていた。

 

この理由は、罪悪感が強く働くからみたいです。

 

ちょっと一言

単純作業をする場面があるならこういう組ませ方をすると良いと思います。

 

例えば、小学校なんかではみんなで何かを作る時なんかはこういう編成にしてみるといいと思います。

 

僕自身、単純作業をすることに出くわすことがないのでわかりませんが、放っておくと大体同じようなレベルの人同士でやってしまいがちになります。

 

ですので、誰かがリーダーシップをとってこういう編成に導いてあげてください。

 

参考文献

Clean Evidence on Peer Effects