バスケットボールで勝てるチームってどういうチームなの?というスタンフォード大学の研究!
今回はNBAの中で勝てるバスケットボールチームの特徴についてです。
これから紹介する研究は多分どんなスポーツチームでも当てはまるかと思います。
で、みなさんはどんなチームだと思いますか。
すぐに思いつくのは、やっぱりスター選手が集まっているチームではないでしょうか。
ですが、スター選手ばかり集めているチームが毎回優勝しているわけではありませんよね。
では、一体どういうチームが勝ちやすいのでしょうか。
勝率の良いチームの特徴とは?
スタンフォード大学のニール・ハレヴィたちは、全米バスケットボール協会(NBA)のプロバスケットボールチームのサンプルを使用して、11シーズンにわたり階層的差別化の影響を調査した。
調査では、選手間の年棒と先発メンバーとしてのプレー時間の差が大きいチームと、そうでないチームを比較した。
アーカイブデータの分析により、年棒とプレー時間がはっきりしているチームの方が、そうでないチームよりグループ内の調整と協力が促進され、チームのパフォーマンスが向上し、試合で勝つことが多いことが明らかになった。
そして、アシストやターンオーバー(相手に攻撃権を与えてしまうミス)などの回数を数えて協力関係の度合いを測定した。
例えば、選手がチームメイトの得点に貢献するパスを出した回数がアシストの回数としてカウントした。
年棒の差が大きいチームの方が協力的なプレーの回数が多く、それが結果としてチームの勝利の回数を増やした。
全体として、現在のデータは、チーム構造(階層)がチームプロセス(協力と調整)によってチームの結果(パフォーマンス)に影響を与えることを示した。
つまり、年棒とプレー時間に差があるチームは勝利しやすいのです。
ちょっと一言
僕はバスケには詳しくはありませんが、それぞれの役割がきちんとしているチームが勝ちやすいのだと思います。
そう言えば、昔ジャイアンツが金にものを言わせて4番バッターばっか集めていたことを思い出しましたが、全然勝てなかったことを覚えています。
もちろん、バスケットボールと野球を簡単に比較はできませんが、基本的なところで言えば同じなのかなーと個人的には思います。
これから、なにかのスポーツチームを作ろうとしている方は参考にしてみると良いかもしれません。
参考文献
When Hierarchy Wins: Evidence From the National Basketball Association