自分のパフォーマンスを上げたいならフィードバックは肯定的なものと否定的なもののどちらが良い?
今回はモチベーションアップについてです。
とは言っても、今回は自分で上げるのではなく他人に上げてもらう方法です。
自分でやるんじゃなかったら結構簡単にできそうな気がしますよね。
ただし、それは苦痛を乗り越えて得られる方法なのです。
まぁ、苦痛を乗り越えてしまえばいいのですが、その苦痛は人によっては耐えがたいものなんですよね・・・。
自分のパフォーマンスを上げてくれるフィードバックとは?
ハーバードビジネス・スクールのフランチェスカ・ジーノたちは、米国西部のアグリビジネス企業からのピアフィードバックとソーシャルネットワークデータ(正社員300人以上)を4年間のパフォーマンスを分析した。
この会社では、経営陣による年次評価は行われず、社員が自己評価と同僚の評価を行った。
そして、そのデータを調査すると同時に、各社員の社内の香料う関係についても調べた。
その結果、その経験自分の自己評価よりも否定的なフィードバックをもらった場合には、その同僚を自分の交流関係から外してしまう傾向が確認された。
たとえ外すことが無理な場合でも、その分自分を肯定してくれる人たちを増やしていた。
ところが、自分に体て否定的なフィードバックをしてくれた同僚たちから距離を置いた社員は著しくパフォーマンスが低下していた。
否定的なフィードバックをもらうのは嫌なものですが、パフォーマンスが低下するなら受け入れていった方が良いかなと思います。
でも、どういう風に意識すればいいのかわかりませんよね。
そこで、3つのバイアス(思い込み)について紹介します。
その思いを意識できれば、否定的なフィードバック出も受け入れやすいと思います。
否定的なフィードバックを受け入れたくないと思うバイアス!
・サンクコストの罠
定義
損切りしたくないという感情、失敗後もお金や労力をつぎ込もうとするバイアス。
起こること
最初に考えついたアイデアにしがみつき、多少改善することはあっても、その考えを諦めたり他のやり方を試そうとはしない。
・根本的な帰属の誤り
定義
他人の失敗はその人の内面を責める一方で、自分が失敗した場合には外部環境のせいにする。
起こること
失敗から学んで次に活かせない。他人からの否定的な意見を正当化して、改善しようとしない。
・正しさの裏付けを探す行為
定義
自分の意見に否定的なフィードバックをもらった時に、それ以上聴こうとしなくなるバイアス。
起こること
修正や見直しを活かせる意見から自分を遠ざけてしまう。
これらのバイアスを意識すれば、否定的なフィードバックをされた時に出も受けれやすくなると思います。
ちょっと一言
みなさんはどうでしたか。
自分を肯定してくれる人といれば、それは気持ちの良いものです。
ただ、反対に少しでもいいと思いますので、否定的なフィードバックをくれる人も付き合った方が良いです。
後は、その人が信用できるかどうかです。
自分で判断できないという時には、そういう人のいうことについて訊いてみるのも一つです。
まぁ、人って嫌われたくないので、あまり本音を言わないのかもしれませんが、本気で成長したいならそういう風に相手に伝えてみるのもありかと思います。
後は、そういうフィードバックをもらわないと、パフォーマンスが激しく奪われると思えば受け入れやすくなると思います。
なぜなら、人間は失うことに恐怖を感じるようにできていますから。
ただ、僕みたいにほとんど独りでいる人は周りからのフィードバックもへったくれもありません。
そういう人でも成長していきたいはずです。
その助けになるのが、「超客観力」という本です。
例えば、1回うまくいくと自分のやり方は間違っていないんだと思い込むようになって、同じことを繰り返したりするのですが、そういうことを防いでくれる本です。
良かったらチェックしてみてください。
参考文献
Shopping for Confirmation:How Disconfirming Feedback Shapes Social Networks