1つのタスクに集中している時に中断させられるとどのくらいデメリットが大きいのか!という研究

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今回は作業の中断によってどれくらいデメリットになるのかについてです。

 

みなさんは普段、仕事をしていて集中している時に声なんかかけられた時にどう思いますか。

 

多分、イラッとすると思います。

 

僕もそうです。

 

というのも、集中している時に中断させられると、その後のパフォーマンスに大きく影響するからです。

 

仕事中に邪魔が入り、再び集中するにはどれくらいかかる!?

カリフォルニア大学のグロリア・マークたちは、仕事中にどのくらい邪魔が入るのかを調査した。

 

そのために、24人のインフォメーションワーカーを観察した。

 

彼らは、ソフトウェア開発者、財務分析担当者、マネージャー。

 

その結果、彼らが取り組むことは3分おきに変わっていた。

 

しかも、他の社員がやってきて何かを頼まれることより、自分自身で作業を中断させることが多かった。

 

中にはほとんどがいのない中断もありその時はすぐに作業に戻れたが、それ以外なの場合では全く違うタスクに変わっていた。

 

そして、一度作業を中断すると、元に戻るのに少なくとも23分かかっていた。

 

ほぼ仕事に集中できていない状態なんですね。

 

たった60秒作業を中断させられただけでも!?

米国海軍調査研究所のサイラス・フォルギーたちは、仕事の中断がその質に影響を与えるかどうかを調べた。

 

54人の学生に、エッセイの概要を説明した上でエッセイを書くように指示をした。

 

その際、学生たちを半分のグループに分けた。

 

条件1では、作業中に、何度か60秒くらいで終わるタスクを与え、作業を中断させた。

 

条件2では、最後まで邪魔されることなくエッセイに取り組んだ。

 

学生が書いたエッセイは2つの機関を通じて、カレッジボードのエッセイ採点ガイドに基づいて点数をつけてもらった

 

その結果、邪魔の入った学生の評価は、大幅に低かった。

 

学生がエッセイを書いているときに中断されたが、エッセイの概要を説明したときではなく、使われる単語の数も大幅に減少していた。

 

つまり、中断するとは複雑で創造的な執筆作業中の仕事の質に悪影響を及ぼした。

 

ちょっと一言

これってだいぶ会社にとっては大きな損害ですね。

 

経営をされている方は、社員がなるべく集中できる環境を作ってあげるのが大事だと思います。

 

また、個人でネットビジネスなんかをやっている方は、邪魔が入らない環境を自分で作ること作業がはかどると思います。

 

仕事以外でも集中という意味で同じなので、趣味に没頭したいときでも同様のことが言えす。

 

邪魔が入らない環境づくりが集中の基本になるので、邪魔が入る人は入らないように工夫してみてください。

 

参考文献

No Task Left Behind? Examining the Nature of Fragmented Work

Worker, Interrupted: The Cost of Task Switching

Do Interruptions Affect Quality of Work?