ヒマラヤ登山みたいに超危険な登山で登頂に成功するにどんなメンバーで臨めばいいの?

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今回はヒマラヤを登頂しやすい人たちについてです。

 

ヒマラヤは多分、登山の中で一番難しいと思います。

 

ちなみに、僕はそこに山があったって登ろうとはしない人間です(笑)

 

それはさておいて。

 

別に、ヒマラヤじゃなくても危険と隣り合わせの活動ってたくさんあると思います。

 

その時に、組織として会社みたいに上下関係があった方が良いのか、それとも公平な関係な方が良いのか、どちらだと思いますか。

 

ヒマラヤを登頂しやすいメンバーって!?

南カリフォルニア大学のエリックM.アニシッチたちは、過去100年にさかのぼるヒマラヤ登山のデータを集めた。

 

56か国からの30,625人のヒマラヤ登山家を5,104回の遠征でのアーカイブ分析をした。

 

具体的には、登山隊は様々な国籍の人たちから構成されていたため、序列文化で育った登山隊もいれば、平等に対して意識が高い国で育った登山隊もいて、その違いを比較した。

 

その結果、序列文化の国で育った人たちで構成された登山隊の方が、登頂に成功する可能性が高った。

 

ところが、それと同時に登山で亡くなった人の数も多かった。

 

また、27か国の熟練した登山家のサンプルからのデータにより、登山家は、階層的な文化が登山チーム間の調整の改善につながるが、平等な文化と比較して心理的安全性と情報共有が損なわれることが確認された。

 

これらの効果はグループでのみ発生し、単独の遠征では発生しないことがわかった。

 

全体として、この調査は、階層に関連する文化的価値観を支持するもので、グループのパフォーマンスを同時に向上させ、一方で危険を伴う可能性があることを示していた。

 

ちょっと一言

ということで、どちらにもメリットとデメリットがあるということでした。

 

ですが、やはり序列化された組織のデメリットは大きすぎるので、やはり平等型の方が良い気がします。

 

これから、危険な登山やそういう活動される方は、自分がどちらのタイプに属しているかを考えた方が良いと思います。

 

もちろん、ゴールを目指して頑張るのは素的なことですが、命と引き換えだったら代償が大きすぎます。

 

で、僕の考えですが、序列化された組織だと、下の人たちがちょっとしたことに気が付いても、それを言っていいのかどうか躊躇してしまったり、仮に言っても上の人が無視したりという感じで、上に書いてある通り情報共有ができなくなって、ピンチを招くこともあるのかなという気がします。

 

例えばですが。

 

ですので、極力平等な関係で行った方が良いと思います。

 

そこで失敗して引き返しても、また次がありますし、対策を立てることができます。

 

命がなくったら、元も子もありませんので。

 

参考文献

Hierarchical cultural values predict success and mortality in high-stakes teams