死亡率を下げたり簡単に自信をつける方法!それはコントロール感!!
今回はあることで死亡率を下げたり自信をつける方法についてです。
まぁ、タイトルにもある通り、それはコントロール感です。
ようは、自分の人生やタスクに対して、自分で思った通りに動かせているなという感覚です。
ただ、人によってはこれがなかなかできないかもしれません。
例えば、親や先生の言うことを真面目に何でも聞く子供は、大人から見ればいい子に見えるかもしれません。
ですが、これはデメリット方が大きくなってしまうかもしれません。
また、上司のいうことばかり聞いている大人もしかりです。
その理由は、自分でものごとをコントロールしないというか、できていないからです。
コントロール感があるとより健康で長寿になれる!?
ロチェスター・スクール・オブ・メディスン・アンド・デンティストリー大学のニコラスA.トゥリアーノたちは、人間がコントロールできているという感覚がどれほど重要なものかを調べた。
研究者たちは、MIDUS(アメリカの中高年期の健康や生きがい、満足に関する調査)の全国サンプル(N = 6,135;年齢= 25〜75歳)を基に、自分の人生をコントロールするという強い信念が死亡リスクに対する教育の影響を緩和するかどうかをテストした。
その結果、より高いレベルの学歴と自分の人生に対する強いコントロール感の両方が、独立してより健康的で長寿だった。
つまり、教育もコントロール感もどちらか一方でもあれば死亡リスクは下げられるということです。
もちろん、両方あればなおいいですが。
嘘でもいいからコントロール感があれば自信がつく!?
ハーバード大学のエレン・ランガーは、自分が名づけた「コントロールの幻想」を実証するために実験を行った。
ちなみに、コントロールの幻想とは特定の状況に置いて客観確率を示す以上に成功するチャンスがあるという感覚を抱くこと。
実験では、ガラス蓋のついた黒い木製の箱を参加者たちに渡した。
箱の中をのぞくと、交差する3本の道が掘られた銅板があった。
道に針を置いてその針で円を描けたらブザーが鳴る仕組みだった。
研究者は、参加者たちに1回の挑戦でブザーが鳴る道は1本だけであり、挑戦のたびに機械がランダムで選ぶことになっていると伝えた。
そして、参加者たちにブザーが鳴るのを予想しながら針を置くようにと伝えた。
その際、研究者は参加者たちが実験に関わる度合いに手を加えた。
一部の参加者たちには、参加者自身の手で針を置かせた。
他の参加者たちには、針を置く場所を係員に伝えるように伝えた。
また、練習についても参加者たちに応じて度合いを変えた。
実際に箱に触れ、針を使って練習する時間を数分与えられた人もいれば、触れる機会を一切与えられなかった人もいた。
実験を開始する前に、研究者はブザーのなる道を選ぶ自信の強さについて参加者たちに答えもらった。
そして1回目の挑戦では、全員のブザーが鳴るように操作した。
次に、研究者は参加者たちにチェスのチャンピョンとこのゲームで5回勝負したら勝てると思うか尋ねた。
その結果、事前に練習して針を自分の手で置いた参加者たちの方が、練習時間を与えられなかった参加者たちに比べてはるかに強い自信を持っていた。
つまり、かかわりの深さや練習と言った、技術やテクニックがものを言う要素が加わったことで、偶然のゲームを行う彼らに不合理で根拠のない自信をつけさせた。
実際に、触れたり練習したりするだけであたかもコントロールできてていると思ってしまい、結果的に自信がついてしまうのです。
ちょっと一言
いかに自分で物事をコントロールするかが大事だということがわかっていただけたと思います。
健康に関しては教育とコントロール感ということでしたが、基本的には睡眠、運動、食事をきっちりすることが大事かと思います。
で、何をやるにしても自信がなくて、新しいことにチャレンジがなかなかできなければ、とりあえず練習だと思ってやってみるのが一番だと思います。
それで、自分でも「コントロールできるんだ」という感覚が身に付いたら、それはもう自信になっているはずです。
そうしたら、後は少し上のレベルにチャレンジしていくのを繰り返していけばいいのです。
運動でもビジネスでも何でも。
また、何でもゲームだと思ってやってみると失敗は全然怖くなくなります。
ゲームの中で失敗が怖くて、コントローラーのボタンが押せないという人はいませんので。
参考文献
Perceived Control Reduces Mortality Risk at Low, Not High, Education Levels
The illusion of control.