仕事の遅い従業員の生産性を高める方法ってあんの?というニューヨーク大学の研究!

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今回はやる気のない従業員の生産性を高める方法についてです。

 

まぁ、やる気のない人なんてどこにでもいます。

 

で、そういう人にやる気を出させようと褒めたり、逆に叱ったりしてもうまくいきません。

 

経験のある人なら想像がつくかと思います。

 

でも、人間の心理がわかっていると結構うまくいくこともあります。

 

人間の心理は非常に感染しやすいことがわかっています。

 

察しの良い人はなんとなく気づいたと思います。

 

では、具体的にどういうことなのか読み進めていきましょう。

 

やる気のない人を生産性を高めるには!?

ワシントン大学のバートン・ハミルトンたちは、3年間でカリフォルニア州の衣料品工場の生産量の変化を調査した。

 

この工場では、個々の労働者に対して縫製作業をこなした枚数分だけ支払う仕組みからチームが完成させた最終製品の分に応じて報酬を決める仕組みに切り替えた。

 

その結果、工場チームを採用することで、労働者の生産性が平均14%向上した。

 

ちなみに、チームの人数は6~7人。

 

さらに、理想的な組み合わせも明らかになった。

 

それは、怠け者と組む勤勉な労働者が怠ける効果があったものの、それ以上に生産性の高いパートナーと組むと怠けものが自ら恥じて頑張る効果の方が大きかった。

 

つまり、普通の人たちと仕事の遅い人とを組ませると多少生産性は落ちるが、優秀な人と組ませると全体的な生産性が高まった。

 

理由は、みんなが生産性の高い人についてこうとしたからだった。

 

ちょっと一言

これは仕事のことでしたが、人間は付き合っている人にかなり影響されます。

 

ということは、自分が憧れる人と付き合えばいいのです。

 

憧れと言っても、「なんかこの人といると話しやすい」とかくらいのレベルでいいのです。

 

ようは、自分がなりたい人といれば、感染しますので。

 

ただ、あまりに自分とはかけ離れた人と友達になろうと思っても無理があります。

 

なぜなら、人間は何かしらの共通点がないと仲良くなれませんので。

 

その辺りのさじ加減を見て、付き合う人を選ぶのも良いかもしれません。

 

もちろん、単純に仕事の生産性を高めたいと思って、そういう人の隣に座らせてもらうのもありだと思います。

 

参考文献

Team Incentives and Worker Heterogeneity: An Empirical Analysis of the Impact of Teams on Productivity and Participation