歳をとることは悪いことではない!?むしろ幸せになっていくという研究!

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今回は歳をとることと幸福度の関係についてです。

 

一般的に、歳をとることは好ましくないイメージがあります。

 

それは身体や脳が衰えていくせいなのかもしれません。

 

ただ、年齢とともに上昇していくものがあります。

 

それは幸福度です。

 

幸福度っていうのは目の前のことが楽しいと思える指標のことです。

 

だから、歳をとるほど感動できるかもしれません。

歳をとれば幸福度は上がる!?

2013年、アンジェリーナ・サタンたちがサイコロジカル・サイエンス誌に掲載した記事によると、年齢が上がることによる幸福の上昇は、高卒よりも大卒の人の方が大きいこと、さら教育は幸福に最も影響を与えるものの1つであると発表した。

 

高齢者は年齢とともに、体の衰えや社会的な喪失を抱えるが、精神的な幸福度が増し、それを維持することがわかった。

 

フランスのボルドー大学のカメル・ガーナたちは、900人の対象者を70代まで追跡調査した。

 

教育、性別、健康などの要因を除外して調整をしたところ、平均的な生活満足度は年齢が上がるにつれて、右肩上がりに増えていくことがわかった。

 

スタンフォード大学の研究者たちが発表した論文では、「感情面は70年経ってようやくピークに達する。このような調査結果があるにもかかわらず、若者たちは年をとると悲しみと喪失しかないといつまでも思っている」とコメント。

 

ブライアンと大学のヘザー・p・レイシーたちは、若者のグループ(平均年齢31歳)と高齢者のグループ(平均年齢68歳)に、それぞれ自分と同じ年代の平均的な人の幸福度がどれくらいか、という質問をした。

 

その結果、高齢者の幸福度は若い人よりも高かった。

 

ところが、高齢者も若者も、歳をとるにつれて幸福度は低下すると考えていた。

 

また、若者は同年代の人の幸福度を過大評価し、高齢者は同年代の人の幸福度を過小評価していた。

 

ちょっと一言

これで、歳をとることのイメージが少しは良い方向に変わったと思います。

 

もちろん、脳や体は衰えていきますが、運動など健康に気を使っておけばそのスピードは緩めることができます。

 

それに、年齢はどうやったってとっていくので、悔いのないようにとっていくのが最良の歳の取り方かと思います。

 

後は自動的に幸福度が上がっていきますので、どんどん色んな事に興味を持てばその分楽しめると思います。

 

ぜひ、好奇心だけは忘れないでください。

 

参考文献

The effect of birth cohort on well-being: the legacy of economic hard times

Does life satisfaction change in old age: results from an 8-year longitudinal study

Emotional experience improves with age: evidence based on over 10 years of experience sampling

Hope I Die before I Get Old: Mispredicting Happiness Across the Adult Lifespan