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今回は正確に診断ができる医師の特徴についてです。

 

もちろん、完璧な診断がいつでもできる人はいません。

 

ただ、ある感情を抱いている医師は診断に時間をかけるようです。

 

まぁ、僕も結構病院に通ったことがありますが、「ちゃんと診てくれているな」と感じるお医者さんはごくわずかだという風に感じます。

 

「様子を見ましょう」とか、「ストレスのせいかもしれませんね」みたいに言う医者はどうも信用できなかったのですが、それって正確に診断をしようとしていないという表れだという気がします。

 

で、その理由はある感情が欠落しているからのようです。

 

正確に診断ができる医師が抱いている感情とは?

コーネル大学のアリス・イセンたちは、架空の患者プロトコル(案)を使用して、燃え尽きた医師に対してのプラスの影響の影響を調査した。

 

実験では、その患者の病歴、身体検査の結果、さらに普段初期診断に下すのに使われる一般的な検査結果の情報をまとめたフォルダーを医師に渡した。

 

次に、患者の病気をさせる際に44人の医師たちを3つのグループのうちの1つにランダム化した。

 

対照群と、キャンディーの小さなパッケージを受け取った(実験が終わるまで味見はできない)感情誘発群、または医学の実践に関する人道的な声明を読むように求められた群に分けた。

 

その結果、患者を大切に扱うことの重要性を再認識させた医師よりも、親切な行為に対して感謝をする医師の方が正確な診断を下す確率が高くなった。

 

そればかりでなく、フォルダ―の情報を読んで適切にそれを収集し、正確に処理をするために多くの時間を使っていた。

 

つまり、感謝の気持ちを抱いていた医師はより患者に向き合っていたということです。

 

ちょっと一言

まぁ、医師に限らず感謝の気持ちを持っている人は相手にちゃんと向き合っていることが言えるかなと思いました。

 

話をしていても、いい加減な態度をとっている人は感謝の気持ちがないせいなのかな―とも思いました。

 

ただ、僕自身も感謝の気持ちがどこまであるかと言われれば、あまりしていないのかなという気もしています。

 

ただ、何かしてもらった時は、「~してくれてありがとう」みたいに言うようにはしています。

 

今、書いていて思ったのは感謝って、何かしてもらった時に嬉しいからそのお礼、というか嬉しさを相手に伝える感情表現なのかなと思いました。

 

だから、無理して感情を偽ってまで感謝しなくていいと思いますし、感情を偽ることで風邪をひきやすかったりとネガティブな要素がありますので、あくまでうれしかった時は素直に感謝すればいいだけの話だと思います。

 

ただ、日中は忙しくて自分の感情を無視することもあるので、寝る前に嬉しかったことを3つくらい簡単に書いてみるといいと思います。

 

参考文献

Positive affect facilitates integration of information and decreases anchoring in reasoning among physicians.