色とりどりのお菓子をあまり多く食べないようにするには色を分けて食べた方が良いのかという実験!

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今回は食べ物の色の多さによって食べる量が変わってしまうという実験についてです。

 

「そんなことってあんの!?」って思われたかもしれません。

 

ですが、心理学の世界ではもう当たり前になっています。

 

というのも、人間は五感の刺激によって美味しく感じたりと色々あります。

 

仮に、それがないとしたら食品を作っている企業はあれこれ試行錯誤しないはずです。

 

見た目や噛んだ時の食感、匂いなどで、僕たちはおいしさを感じているのです。

 

で、今回はたくさんの色がついたお菓子と、一つずつ色がわかれたお菓子とどちらの方が食べてしまうかという実験を紹介します。

 

みなさんはどちらだと思いますか。

 

食べる量を減らしたいのであれば!?

コーネル大学のブライアン・ワンシンクたちは、食べ物の並べ方によって見方が変わると、食べる量が変わってくるのかどうか実験した。

 

まず、被験者たちにはテレビコマーシャルのを評価してほしいと言い、集まってもらった。

 

そして、一人ひとりに300個のゼリービーンズを入れたトレーを渡して、待合室で待っているところを隠しカメラで観察した。

 

その際、半数の被験者たちには、オレンジ、黄色、緑といった様々な色のゼリービーンズを色ごとに並べて渡し、もう半数の被験者たちには全部混ぜたものを渡した。

 

その結果、全ての色を混ぜられたゼリービーンズを渡された被験者たちは、しっかり分けられたものをもらった被験者たちのほぼ倍の量を食べていた。

 

別の実験では、450gのエム・アンド・エムズをボウルに入れて渡し、好きなだけ食べてもらった。

 

その結果、10種類の色のエム・アンド・エムズが入ったボウルを渡された被験者たちは、7種類の色のエム・アンド・エムズを渡された被験者たちよりも43個も多く食べていた。

 

ちょっと一言

大量に色とりどりのものを見てしまって、それを食べるとどれくらい食べたか把握しにくくなってしまうみたいです。

 

いずれにしても、ダイエットなどで食事量を減らしたいのであれば、カラフルなものは避けた方が良いかもしれないです。

 

また、お菓子を買う時でもカラフルなものは避けた方が良いかもしれません。

 

ただ、たまにそういうものを食べたいなら食べてもいいと思います。

 

一方で、食欲がない時はカラフルな料理を食べるようにすると良いかもしれません。

 

もちろん、体調は考えてもらったうえでの話ですけど。

 

用途に合わせて、少し意識してみると良いかなと思います。

 

参考文献

The Influence of Assortment Structure on Perceived Variety and Consumption Qualities