日常生活の中で感謝の念を抱いている人はそうではない人より2倍の自制心がある!
今回は自制心についてです。
みなさんは自制心がある方がですか、それともない方ですか。
ちなみに、僕は全くなかった時期がありました。
朝から毎日お酒を飲んでいたことがありまして、今考えるともはや病気(?)だと思います。
ですが、みなさんの中にも自制心がないと言ったところでそこまでの人はいないと思います。
むしろ、自制心を身に付けたいと思ってこのブログを読まれているはずです。
でも、自制心ってどうやって身に付ければわからないと思います。
で、だいたい「気合」や「根性」でどうにかできるわけでもありません。
というか、自制心がないのにそんなものが通用するとは僕には思えません。
そこで、今回は誰でもできる自制心の身に着け方を紹介します。
ところで、最近誰かに感謝しましたか。
自制心をつけたいなら感謝の気持ちを!
ノースイースタン大学のデイビッド・でステノたちは、普段から感謝の念を抱いていることと時間的割引(目の前の欲望を遅らせる能力)の個人差との関連を調べた。
参加者の感謝のレベルは、モバイル端末を使って、3週間の調査を延べ1年間にわたって、遅延割引タスクで彼らの財政的忍耐力を測定した。
参加者にやってもらったのは、数種類の異なる感情を1日どのくらいの頻度で、どのくらいの深さを抱いたかを、毎日の終わりに報告することだった。
3週間の報告の後、人の性急さにいつも使っている、金銭の好みに関する質問に答えてもらった。
その結果、日常生活で抱く感謝の気持ちの大きさの違いが、自制心と強く相関していた。
3週間の間、平均的な人と比べて約33%感謝の気持ちの度合いが高かった人は、平均的な人と比べて約33%感謝の気持ちが低かった人に比べて、お金に対して2倍の自制心を示した。
ちなみに、年間割引係数に直すと前者が0.33で、後者が0.21だった。
毎日の感謝のレベルの平均は、一時的な割引の減少という形で忍耐の増加と有意に関連していた。
一方で、毎日の幸福レベルに同様の関係は見られなかった。
ちょっと一言
今回の研究は、お金に対しての自制心でしたが、忍耐という意味ではどんなことに対してでも使えます。
つまり、お菓子の誘惑やアニメを見たい衝動も感謝をしていれば抑制できるのです。
ただ、別にすべてを我慢しなくていいです。
例えば、勉強が終わったら1時間だけゲームをしようとか。
そういう頑張った時のささやかなご褒美を用意しておくとモチベーションは上がりますので。
じゃないと、何もかも我慢することになってしまい、修行僧と同じになってしまいます。
多分、みなさんははっきりした目標があってそれをやった方が良いとわかっていても、誘惑に我慢できないから自制心を身に付けたいんですよね。
ということは、目標さえクリアできてしまえば後は自由にすればいいのです。
ですので、まずはどんなことに感謝しているのか寝る前に5分くらいでその日感謝したことを3つくらい書いておけば、自動的に自制心が高まります。
ちなみに、そういうことってつい忘れがちなので、必ず寝る時に目に入るようにメモ帳なりなんなりをスマホの近くとかに置いておくと確実に忘れずに書けるのでいいと思います。
僕はポストイットに書いています。
色も目立ち、ノートみたいに開かずすぐ書けるので便利です。